昭和49年11月に、地下鉄の博多駅乗り入れを要望する地元の親睦団体として設立された当会は、その後も多面的な地域活動を展開してきている。特に良好な都市景観の形成に関しては、大博通り街路整備事業にあたって、ブラジル産の御影舗石を市へ寄贈するなど、街路空間の質的向上に協力し、また、博多駅前にヘンリー・ムーアの彫刻「着衣の横たわる母と子」を設置する市民運動にも、募金活動などを通して積極的に支援し、実現にこぎつけた。更に平成元年からは、クリスマス時期に合わせて駅前周辺でのイルミネーションを演出し、市民に明るく、楽しい光景を提供している。
以上のような、様々な地域活動の着実な展開は、福岡市の都市景観の向上にも大きく貢献しているとして、当審査委員会において高い評価を得た。