第30回受賞作品紹介
応募総数300件以上の中から
選ばれた受賞作品が決定しました!
表彰の種類
- 大賞
- 市民賞
(本サイト「トットコ」上の市民投票で、最も獲得票の多かったもの) - 各部門賞
- ランドスケープ部門(まちなみ、公園、身近な広場・緑、道路、橋など)
- 建築部門(住宅、店舗、ホテル、学校、病院など)
- 広告文化部門(壁面を利用した看板、車両のラッピング広告などの屋外広告物)
- 活動部門(祭り、行事、地域でのまちづくり活動など)
- 特別賞
(今回の選考より新設された賞で、長年親しまれてきた作品、複数部門で評価できる作品などを表彰するもの)
受賞作品紹介
福岡大名ガーデンシティ
福岡市中央区大名2丁目6-50
- 事業者
- 大名プロジェクト特定目的会社(積水ハウス株式会社、西日本鉄道株式会社、西部ガス株式会社、株式会社 西日本新聞社、福岡商事株式会社)
- 設計者
- 久米設計・醇建築設計共同企業体(株式会社久米設計 九州支社、株式会社醇建築まちづくり研究所)
- 施工者
- 清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体
古賀・内山・岐阜<大名>建設共同企業体
ボタニカルライフスクエア
福岡市中央区小笹5-1-1
- 所有者
- 公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会
- 設計者
- アトリエサンカクスケール株式会社
- 施工者
- パナソニック建設エンジニアリング株式会社
010 BUILDING
福岡市博多区住吉1-4-17
- 所有者
- 株式会社Zero-Ten
- 設計者
- CLOUDS Architecture Office
NKS2アーキテクツ+中原拓海建築設計事務所JV - 施工者
- 株式会社佐伯建設
Tenjin Tree Vision |
マリンワールド海の中道 アザラシTube
福岡市中央区天神2-22 西鉄福岡(天神)駅構内
- 所有者
- 株式会社海の中道海洋生態科学館
- 企画者
- 株式会社西鉄エージェンシー
- 制作者
- 株式会社VSQ
選考委員
- 坂井 猛 (九州大学大学院/本部キャンパス計画室 教授)
- 柴田 久 (福岡大学 工学部 社会デザイン工学科 教授)
- 西川 真水 (西日本短期大学 緑地環境学科 教授)
- 鵜飼 哲矢 (九州大学大学院 芸術工学研究院 環境設計部門 教授)
- 黒瀬 武史 (九州大学大学院 人間環境学研究院 都市・建築学部門 教授)
- 池田 美奈子 (九州大学大学院 芸術工学研究院 未来共生デザイン部門 准教授)
- 伊藤 敬生 (九州産業大学 芸術学部 ソーシャルデザイン学科 教授)
- 古賀 桃子 (特定非営利活動法人 ふくおかNPOセンター代表)
- 中村 善輝 (福岡市NPO・ボランティア 交流センター「あすみん」 センター長)
- 大場 真一郎 (福岡市住宅都市局 理事)
主催
- 福岡市(住宅都市局地域まちづくり推進部都市景観室)
後援
- (一社) 九州住宅産業協会
- (一社) 建設コンサルタンツ協会 九州支部
- (独) 住宅金融支援機構 九州支店
- 全九州ネオン工業協同組合
- (公社) 全日本不動産協会 福岡県本部
- (独法) 都市再生機構 九州支社
- 福岡県美しいまちづくり協議会
- 福岡県建設業協同組合
- (公社) 福岡県建築士会
- (一社) 福岡県建築士事務所協会
- 福岡県住宅供給公社
- (公社) 福岡県造園協会
- (公社) 福岡県宅地建物取引業協会
- 福岡県ゆとりある住まいづくり協議会
- 福岡広告協会
- 福岡市広告美術業協同組合
- 福岡市住宅供給公社
- (一社) 福岡市造園建設業協会
- (一社) 福岡市土木建設協力会
- (公財) 福岡市緑のまちづくり協会
- 福岡設計協同組合
- (公社) 日本建築家協会 九州支部
- (一社) 日本建築学会 九州支部
- (公社) 日本造園学会 九州支部
- (特非) 日本都市計画家協会 福岡支部
- (公社) 日本都市計画学会 九州支部
- 風景デザイン研究会
- (一社) ランドスケープコンサルタンツ協会 九州支部
選考総評
福岡市都市景観賞は、都市景観の形成に寄与していると認められる建築物、工作物、その他の物件の所有者、設計者、施工者、その他関係者を表彰することにより、都市景観の向上と市民の都市景観に関する意識の高揚を図ることを目的としています。
令和5年7月5日から8月18日まで公募したところ、市民の皆様から300件以上の応募があり、委員の書類審査によって22件を選定しました。委員会で候補の視察を行ったうえで11月13日に最終選考に臨みました。
そのなかで「鳥飼八幡宮 式年遷宮」は、伝統的な様式に現代的な空間を加え、茅の量塊感、巨石の石柱などによる新しい神社空間を創り出しています。遷宮に当たり、過去から未来につなぐ景観を醸成していることを高く評価し、「大賞」を贈ることとなりました。
選外となった応募の中にも多くの名作がありました。最終選考委員会では、各候補の採点をしたうえで、席上で委員全員に各候補の評価を求め、なるべく多くの時間を使い議論したうえで、各賞を決定することができたと思います。
これからもアジアをリードする福岡の都市景観に相応しい、優れたランドスケープ、建築、広告、活動が数多く生まれることによって、福岡市が発展することを願っています。
福岡市都市景観賞選考委員会委員長 坂井 猛(九州大学教授)