「川端ぜんざい広場」は、上川端商店街の一角に位置し、博多川に隣接している。上川端商店街は博多を代表する街の賑わいを、両岸に遊歩道を備えた博多川は自然の開放感や潤いを醸し出している。このような街と川に面した敷地の中で、ぜんざいが販売され、木製の椅子やテーブルの周りには博多祇園山笠を紹介する掲示、飾り山笠、かき棒、法被の柄などが展示されている。また、商店街に対しては木質感のある店構えが、博多川に対しては八番山笠の飾り山の姿が提供されている。これらが一体となり、街を回遊する人々に対して、博多の街の文化、川の自然を知り楽しむ機会、休息と滞留の場を提供している点で、「川端ぜんざい広場」はまちなみの魅力に貢献しているといえ、高く評価できる。