5本のシリンダー状のタワーで構成されたこの建物は、次々に新しい建物が出現している「シーサイドももち」地区の中でも、ひときわ特徴のある外観を提示しており、同地区のランドマークとしても魅力ある存在となっている。アルミパネルで包まれたこれらのタワーはキラキラと輝き、また見る方向で様々に変化するスカイラインは、眺める人を大いに楽しませてくれる。一方、1階のアクセス広場や各棟を結ぶガラスの回廊、それらに囲まれた中庭は、静かで落ち着いた雰囲気があり、道行く人々をも柔らかく誘い込んでくれる。このような外に開かれた、新しいタイプの都市空間の提供は、「シーサイドももち」の個性ある街並み景観の形成にも大きく貢献していると言える。