受賞作品紹介

第10回(1996年度)受賞

彫刻「向波容」

彫刻「向波容」の画像1

彫刻「向波容」

住所 :
早良区百道浜二丁目
部門 :
街角のアクセント
所有者 :
アール・ケー・ビー毎日放送株式会社
制作者 :
清水九兵衛

作品情報は、受賞当時のものであり、名称、外観、所有者等が変更になっている場合があります。また、閉店、現存しないもの等があります。

RKBの玄関前に建つ清水九兵衛氏の彫刻「向波容」。彩やかな真紅の力強いフィルムが印象的。清水氏は彫刻家として高名だが、もともと京焼窯元清水家七代目当主でれっきとした陶芸家である。そうと聞いて「向波容」の不思議なフォルムにも合点がいく。量感豊かなかたまりでありながら内側に空気を含んでいるような透明感がある。シーサイドももちには新しいビルが次々に生まれている。沿岸部にありがちな荒涼としたイメージは微塵もなく、砂とコンクリートとガラスの、近代的で洗練された空間が広がる。その中にドンとおかれた真紅の像は、波に向かうというよりも、実は現代のテクノロジーに立ち向かっているのではないかと思わせる。

アクセス

地下鉄

  • 西新駅 徒歩約19分

西鉄バス

  • 福岡タワー南口 徒歩約2分

周辺の受賞作品

ネクサス百道レジデンシャルタワー

第10回<1996年度>受賞

シーサイドももちの中で、ひときわ異彩を放っているのがこの集合住宅である。ややもすると景観形成地区では・・・

マリゾン

第4回<1990年度>受賞

1989年に福岡市で開催されたアジア太平洋博覧会を契機に建設された当施設は、博覧会終了後も恒久施設と・・・

シーサイドももち海浜公園

第11回<1997年度>受賞

シーサイドももち海浜公園のすばらしさは、それが人工的に創られた海辺空間であるにもかかわらず、そのスケ・・・

福岡タワー

第3回<1989年度>受賞

福岡タワーは、海と歴史を抱いた文化都市、福岡市の市制100周年のシンボルとして、また、アジア太平洋博・・・

一覧へ戻る